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2016年10月19日水曜日

人のあたたかさ

私はノルバデックスという薬を毎日飲んでいるので、子宮体がんの検査は毎年受けなくてはなりません。
しかし、この検査、結構痛くて毎年気が重いです。
全回は、あまりの痛さに気分が悪くなり、血圧が下がり、しばらく病院で寝る羽目になりました。そのトラウマもあり、憂鬱なまま検査に向かいました。

いつものように、先生の診察が終わり、あの台に乗り、覚悟を決めて、肘掛をギュッと握っていたら、看護師さんがやって来て、わたしのその手を握ってくださり、肩をポンポンと叩きながら、優しく、ちょっと我慢してねーと言ってくれた。そのおかげか今回は全然痛くなくて、思わぬ人のあたたかさに触れ、泣きそうになりました。

人の手の温もりをこんなに有り難く感じたことはありませんでした。いつか、私もその手の温もりを誰かに差し伸べようと思いました。