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2014年2月28日金曜日

大友良英さん講演会

次男が受験するかもしれない中学校で「サタデープログラム」といって、生徒達が地域の人たちなどの一般者向けにいくつかの講義を企画して提供するというのに行って来た。

最初は長男が、「タイムマシンは可能か?」みたいな講義に行きたいと言ったのだけど、部活があり、長男以外の乗り気でない次男と私と主人で行って来た。

タイムマシンの講義はちらっと資料をみたら、難しい数式が並んでいて、主人がこれは難しすぎて次男には飽きると、あまちゃんの大友良英さんの講演に。

やー、良かった。やっぱり、一流になる人は違うんだな。
大友さんの知識の豊富さ、引き出しの多さ、話術の上手さ、謙虚な姿勢、全てにおいて、
すばらしかった。

大友さんの信念みたいなものも感じて、興味深かった。
・学校の音楽は西洋音楽が原点になっていて、これはブラジルが日本の盆踊りを習っているようなもの。音楽は本来、楽しいもの。強制されて笑顔で唄わされたりするものではない。いろんな年齢層の人たちが集まって唄ったり楽器を奏でたりした方が味わい深くなり、学年ごとでなくみんなで大きい子も小さい子も一緒にやった方が好ましい。

各自、なんでもいいから、音のなるものを持ってくるようになっていたこの講義。
私たちは飲んだペットボトルにした。

みんな、メガホンやらタンバリンや笛やバイオリン、いろんなものを持ってきていて、
大友さん指揮による即興音楽がはじまった。

これがまた鳥肌者。

大友さんがピアニカの男の子に好きなリズムで吹かせて、
次にとなりのバイオリンの女の子に同じリズムで引かせ、
次にハーモニカの二人に同じリズムで吹かせただけで、
なんとも素敵なアンサンブルになった。

そして、大友さんの指揮のもと、みんなも順番に合わせて、
みんなで演奏し終わった後に、次々と終了し、最後にまた
最初の3人の三重奏に戻った時のかっこよさ!

なんか涙がうるっときちゃったよ。

ピアニカもぷーぷーって
バイオリンもキコキコって
ハーモニカもプープーっていってるだけなのに、
合わさった時の格好良さったら。

次男は飽きたようだったが、私と旦那は感動しきりで、講演会っていいもんだなって思った日でした。