バレー仲間のTさんの育ての母親が昨日、末期の胃がんで余命3ヶ月と言われたと。
今日、それを聞いて、「家族が大事なので、バレーより家族を優先させてくださいね」と
言うと、「うん。でも、実家にいる父親が平日は看病するから、来なくていいと言うんだよ。それに、バレーをしていないと私ストレスでおかしくなりそうだ」と。
看護師をしている彼女はわりと冷静に見えた。
今月は試合が集中していて、3つもある。
その試合にも練習にも休まずに来ると。日曜日だけ、看病で車で2時間半かけて実家に帰る。
彼女が出る試合、負けさせてはいけないと思った。
彼女がそれほど大切にしているバレーを私も大切にしなければいけないと。
人間はいつか誰もが死んでしまう。
悲しいこと、辛いことがあっても、とにかく生きて行かなくてはいけない。
だから、こういうささやかな日常を大切に、それこそが生きている証なのだと思う。
私たちチームはみんな色々な事情を乗り越えて、今、一緒にバレーをプレイすることができる。
彼女は看護師でそういう人間模様をたくさん見て来たのだと思う。
彼女のためにも今月の試合を私も頑張りたいと想いを新たにしました。